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最後の物語

「うーん、なんか違うなぁ……」 キーボードを打っていた手を止めて、イスの背もたれに背中を預ける。 溜息を吐き出すと、どっと疲れが襲ってきた。 「一旦休憩にしよ」 私は呟いて、イスから立ち上がる。 リビングで紅茶を淹れよう。 「うん、いい香り。この赤さがいいよね」...

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