伊織文庫の他本紹介
- 結之志希
- 9月11日
- 読了時間: 6分
更新日:10月7日
こちらは結之が作品を寄稿していない伊織文庫の書籍に対する、海月いおりさんへの愛が溢れた熱烈紹介記事となっております。
伊織文庫についての紹介は下記リンク先でしていますので、「???」となる方は先にこちらをご覧ください。
・【近くて、遠い。】海月いおり短編集①
こちらは「教師×生徒の恋愛」が大好きないおりさんが、その溢れる情熱をあますことなく詰め込んだ(?)最強の短編集です。
春夏秋冬、4つの季節にまつわる4つの作品が楽しめます!
主人公は全員、先生に片想いをする女子高校生。
切なく苦く、時に甘い「恋心」を繊細に描いてます。
それでは、ネタバレを回避して1作ずつご紹介していきましょう✨
まずは春の作品【遠くから、見つめるだけで。】
こちらは男性教師Aに片想いするヒロインと、そのヒロインに絡んでくる男性教師Bの3人による物語です。
ヒロイン・坂野つぼみは真面目な高校3年生。
彼女は社会科教師で陸上部の顧問をしている大槻先生に片想いしていて、放課後は教室から部活に励んでいる大槻先生を見つめる日々。
しかし、毎日つぼみ1人しかいない教室に侵入し、邪魔をしてくる“第三者”がいて――。
結之’s感想
「大槻先生が“良”、スーツと運動着のギャップがたまらない👍
つぼみちゃんと“第三者”の関係はまさしくヒューマンドラマ、しがらみや葛藤を感じる🥲
そして大槻先生のとある行動がずるい、卑怯、胸キュン必至!💕」次に夏の作品【秘密の、夏休み。】
こちらは男性教師と、彼に片想いするヒロイン(表紙の女の子💕)の2人による物語です。
ヒロイン・森野は体育が苦手なあまり、夏休み中に補習を受けることに。
体育教師である佐藤先生は、全学年の中でもたった1人の体育補習者にどんな補習を受けさせるか悩んだ末、プールサイドの清掃を命じた。
静かな学校のプールサイドで、森野は片想い相手である佐藤先生と2人、掃除に励み――。
結之’s感想
「森野ちゃんの“ふふーん”大好き、先生もかわいい🥰
夏らしく爽やかで楽しいお話、最高ですもう大好き🫶💕💕
佐藤先生癖に刺さって困る、好き、もう好き、大好き、佐藤先生のお相手(?)が明るい悪戯っ子森野ちゃんなのも大変大好きです愛してます」次に秋の作品【この片想いに、小さなピリオドを。】
こちらは、男性教師Aに片想いするヒロインと、同じく男性教師Aを想っている男性教師Bの3人による物語です。
ヒロイン・安藤知里は数学の補習を受けながら、窓の外に見える片想い相手、生物教師の猪本佳祐を見つめていた。
補習をおこなっている数学教師・江永拓海は、安藤から恋敵として詰められ、猪本先生に抱いている気持ちを否定するが――。
結之’s感想
「タイトルから漂う切ない波動とは全く違うバチバチ展開…!
しんどい…でも江永先生かわいい…癒しだ…🥲
うわぁぁぁん…!救いがある読後感で幸いです…😭」最後に冬の作品【バレンタイン・ハピネス】
こちらは女子生徒にモテモテな男性教師と、彼に片想いするヒロインの2人+αによる物語です。
女子校に通うヒロイン・永井彩菜と、そこで生物教師をしている鈴森達哉は、家が近所の幼なじみ。
校舎裏で女子生徒から告白され、冷たく振っている鈴森先生の姿を目撃した彩菜は「冴えない見た目をしているのに、センセ―って無駄にモテるよね」と告げる。
世間はもうすぐバレンタイン。彩菜は“お兄ちゃん”と呼んで慕っている鈴森先生への贈り物に悩み――。
結之’s感想
「鈴森先生がドストライクでダメ好き惚れるやばい沼、3ページで虜🥰
切なくて苦しくてめちゃくちゃダメージ食らった…。
しかしお兄ちゃん呼び最高、天才カップル、最強カップル、最推しイチオシナンバーワン🏆」大変主観に溢れる感想を添えましたが、このように色とりどりの作品が1冊で楽しめてしまいます!
ここまでの紹介を読んで気になった方はぜひ、各種イベントやBOOTHでの通信販売にて、入手のご検討を✨
発刊:2025年2月9日
価格:500円
備考:96ページのA6本(文庫本サイズ)
・【未完成な群青へ】海月いおり×白崎なな合同本
こちらは「青春×タイムリープ」をテーマに、海月いおりさんと、白崎ななさんの2人がそれぞれ短編を書き、1冊に収めた極上本です。
2人の文章・作風の魅力が存分に出た1冊なので、この作品が好きならば、あるいは2人の他作が好きならば、これを読んで2人のファンになってしまうこと間違いなし…!❤️🔥
それでは掲載順に、まずは白崎ななさんの【もう一度、君と】をご紹介します!
こちらは、25歳のヒロインがタイムリープし、幼なじみの男子と高校で再会する物語です。
高校生の時、遠くの大学へ行ってしまう幼なじみの高宮凌と、25歳になったら“もう一度、ここで再会しよう”と約束したヒロインの葉山ひまり。
25歳になったとある日、約束の場所へ行くと凌は来ず――ひまりは高校時代にタイムリープしてしまう。
混乱して挙動不審になるひまりを心配して、“高校生”の凌は優しく接してくる。
高校時代はただの幼なじみだと思っていた凌のことを、別れた時間を経て“好き”だったと気付いたひまりは、彼にときめいてしまい――。
結之’s感想
「めっっっちゃ!めっっっちゃキュンキュンだった🤤💕💕
凌くん優しすぎのかっこよすぎじゃない!?
風鈴の音がキーになってるの素敵🥰」次に、海月いおりさんの【止まった音が、また動き出す瞬間に。】のご紹介をします!
こちらは29歳のヒロインがタイムリープし、同じ音楽部の男子と再会する物語です。
数年ぶりに参加した高校の同窓会で、特に仲の良かった音楽部顧問の先生・九条から1枚のCDを貰ったヒロイン・桜井充希。
桜井にとっては最後となる文化祭での、音楽部の演奏が収録されたそのCDを再生すると、桜井は高校時代にタイムリープしてしまう。
九条先生と“親しすぎる”ことを、同じ音楽部の桐生に指摘され、翌日の文化祭で演奏に失敗してしまった桜井。
29歳になっても心に残っていたその悔い。音楽部の部室で桐生と再会した桜井は、戸惑いながらも高校生活をやり直し――。
結之’s感想
「もう…染みた!!
九条先生の思わせぶりな態度も、桐生の真っ直ぐで不器用な態度も、桜井ちゃんの読めない内心も、全部好き、実在してもおかしくないリアルさを感じる🫶
丁寧に桜井ちゃんのやり直しを追体験できて、あの世界に浸れた時間が大好き、もう一回浸りたい🥹💕」実際にいおりさんとななさんに送った感想から、ネタバレを排除した主観コメントを添えております。
それはもうそれぞれの魅力がふんだんに詰まって、大変素晴らしい1冊となっておりますので、ご興味が湧いた方はぜひとも入手のご検討を!❤️🔥
各種イベントにて入手可能です!📢
発刊:2025年9月13日
価格:700円
備考:134ページのA6本(文庫本サイズ)


コメント